afterword of The Masterplan
カテゴリ: The Masterplan / テーマ: 二次創作:小説 / ジャンル: 小説・文学
私の初パラレル設定話でした。
最初にも書いた通りパラレル設定を書くつもりはずっと無かったから結構悩みました。
でもUPしてみたら割と皆さんに受け入れられたようで良かったなって思ってます。
私が悩んでいたのはやはり類(F4)とつくし感と言うかね......。
基本設定が辛うじて残っているだけのお話になると、これ類つくである必要ある?となってしまわなくもないので、そこは忘れないで書きたいなって思って。
あとせっかくこういう設定で書くのだからポップなお話の方が良いかなって。
わざわざパラレル設定にするのにシリアスにしちゃうと、類らしさとかつくしらしさとか出せる気がしないなって思って。
それでこんな感じになったのだけど......ポップな感じが何だか...ねぇ?
いや、いいのよ。これ私の妄想だからねw
私個人的には類つく二次は社会人設定萌えなの。
学生時代のお話ってイマイチ萌えないのよね。
それは私がもう青春キラキラ甘酸っぱさ全開少女漫画ストーリーをスン...とした表情でしか見れなくなっている年寄りだからなのよ。
だから絶対に社会人設定。
それから私の次の性癖としてガチのオフィスラブ萌えってのがあるの。
この2点は外せなかった。
そしてこうなった。って感じ。
社会人から始まるなら類とつくしは高校時代に出会っていてはいけないので、つくしを英徳に入学させることをそもそも切ることに...牧野パパのリストラを早めました。
遅かれ早かれああいう家庭は破綻するものよ。だいたいそう(現実的)
そうして交差しなかった、貧乏脱却に青春の全てを捧げた堅く真面目な女「つくし」と、拗らせた片想いだけを引きずって世間知らずのまま年だけ取った男「類」が出会ってしまう...って言う......。
お互い恋愛(男女)経験ゼロの二人が運命的(?)に出会って恋に落ちる、所謂あるある王道話だったのだけど全てはMasterplanって言うね......。
Masterplan...某眉毛兄の造語です。
つまり...簡単に言えば「神の計画」。
お話は15歳のつくしちゃんが自らの身に起きた現実を受け止め、自身を再生すべく最高の人生計画を立てて邁進して行くところが原点。
この壮大な計画だけど、結局は人生なんてその意味すら誰も本当には理解なんて出来ないって言うね、結局はやはり「神の計画」なの。
つくしちゃんが英徳に入学せず非常階段で類と出会わなかったとしても、神の計画はいつだってそれを引き合わせようとするの。
だからつくしちゃんは導かれるように道明寺でも美作でもなく花沢に入社をし、まさに神の力とでも言うべき強引さで秘書室へ。
そうして回り始めた歯車はその強引さのままつくしちゃんの人生に介入し類の秘書として抜群の経歴を手に入れさせ...後はよしなに...みたいなw
良いものが出来ても出来なくても...と類くんが残した葡萄畑も、それは運命の歯車の一部だったっていう...そんなお話なの。
原作では類とつくしが出会うのが早すぎたせいで、類は静への幻想を抱いたまま片思いを拗らせているし、静は静で別に類に恋愛感情は無いのに慕われることに多少の愉悦もあったのか決してはっきりと突き放さない...むしろ男女関係さえも受け入れ態勢だったわけじゃない。
でもさ、つくしとさえ出会っていなければ、類は絶対に静にはっきりと気持ちを伝える事も無かっただろうし、ましてやパリまで追いかけて行くなんてありえなかったこと。
だから、ここでの類はつくしと出会っていないせいで、静への気持ちを長く長く時間をかけて自分なりに消化していたと思うのよ。
ただ、長く長く時間を掛けたせいで拗らせ度が重めのヤバ目になっていたのだけれどね。
それから原作では司がつくしを「運命の女」だとか「女神」だとか言うよね。
ここでは類くんの運命の女=つくしだし、女神=つくしなのよ。
ただ、前述のとおり類は静に重めでヤバ目の片思いを拗らせているから、つくしと出会う前まではずっと類の女神は静なの。
そしてこれこそが虚像。君の恋人じゃないけど偶像崇拝。
それもこれも遅れて来た初恋が夢も希望も連れてくる展開...運命の女神現る。みたいなw
そもそも論だけど、類つく萌えの皆さんなら似たような感情を抱いているとは思うんだけど、最初に出会ったのは類とつくしなのに、ポッと出の凶暴で横暴なクズみたいな男(司)がいくら改心したからと言って、ヒロインはそんな男に惚れてはいけないのよ!って言う......()
あるよね?...え? ない? ......私はあるw
そんなわけで神の計画は崇高なまでに正しく進められて行くのです。はい。
類の静への気持ち......これがこのお話でも一つの大きな問題でもあったわけだけど、長らく拗らせていた類の感情も結局は類自身が超えて行くってのが大事よね。
それが「さようなら」と言う決別を経て、それでもつくしはそんな類の想いを「純愛」だと言っちゃうわけ。
この辺がつくしらしさと言うか、類が惚れるつくし像と言うか......。
純愛だったと思うよ。
だって幼少の頃から、ただ一人慕い続けて憧れて追いかけていた女神のような女性だもの。
ただ経験するだけの関係にもなりたくなくて、つくし曰く無駄に乙女な感情により誘ったくせにいざとなったら断ったわけだしね。
きっとその辺もつくしは理解していたのだと思う。
だからこそ類の長年の積年の片思いを本心では笑ってはいないの。
支離滅裂になってきちゃったけど......後半の10話ぐらいはその辺を書いている。
本来は20話で終わり。二人が結ばれて終了、後半の10話は別枠と言うか番外編でUPするつもりでいたのだけど気が変わった。
だってこれ類のMasterplanだなあと思って。
だから20話以降ダラダラとおまけみたいな話が続くのだけど、それは類の一人の男としての成長と言うか...原作ではつくしと出会って酸いも甘いも経験してあっと言う間に大人の男の包容力的スキルをマスターする類だけど、このお話では20話以降がそれに当たるかなって感じ。
それに司を登場させてなかったしね。
とにかく類が寄り道さえしなければ類つくは成立するのだから、その心の寄り道や整理や咀嚼する時間的なものはつくしと出会う前に全て類は一人で何とかしていたわけだから後はほんの1歩だけだったのよ。
そしてつくしとの出会いによりポーンと飛び越えたわけだから、その後幾らインパクト大の司が出てきたところでもう無理よ。
そんな簡単につくしはもう司に惹かれて行かないし、類も譲ったりしない。
神の計画ではつくしは道明寺楓を本能的に避けたので司との出会いも遅れたしね。むしろ出会わなかった。
なので司は登場してきても、つくしとは良き友達止まり。むしろ親友。唯一の女友達枠。
そんな感じで最後は類の夢の話が出てきて終り。
きっと二人でワインメーカーになるよ。
今回もたくさんの拍手&コメントを残してくれた皆さん、どうもありがとうございました。
いつもとても嬉しいです。
- 関連記事
-
- afterword of The Masterplan (2023/06/04)
- The Masterplan - Epilogue - (2023/06/02)
- The Masterplan 30 (2023/05/31)
編集 / 2023.06.04 / コメント: 1 / トラックバック: 0 / PageTop↑